富士山の楽しみと云うと、頂上を目指す夏山登山が一般的ですが、それ以外にも四季それぞれに素晴らしい景観のハイキングコースや、珍しい自然探索など色々な楽しみ方があります。そんな富士山の楽しみ方のいろいろをご紹介します。
■ 富士山の楽しみ方いろいろ ■
富士山の楽しみと云うと、頂上を目指す夏山登山が一般的ですが、それ以外にも四季それぞれに素晴らしい景観のハイキングコースや、珍しい自然探索など色々な楽しみ方があります。そんな富士山の楽しみ方のいろいろをご紹介します。
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■ 富士山のご紹介 ■
◆ 富士登山
富士登山口としては、富士宮口・富士吉田口・御殿場口・須走口などがありますが、中でも須走口は初心者にも易しい登山口として人気があります。夏の登山期間には古御岳(5合)まではバスがあり、冬季以外には車も利用できますから通常登山はここから始まります。
◆ 小富士ハイキングコース
標高1,979mの小富士は、富士山東裾の側火山。古御嶽神社の前から入る小富士への遊歩道は、1時間で十分往復できるコースです。コメツガ、ダケカンバなどの樹林の中にクルマユリ、タケシマラン、ツバメオモトなど希少な植物も多く、絶好の自然観察コースとなっています。
◆ 野鳥たちとの出会い
小山町須走は、標高700mの山地から富士山須走登山道の亜高山帯1,500m、高山帯2,000m以上で、森林限界附近まで多くの野鳥達が生息し野鳥の宝庫となっています。現在、約32科100種類の野鳥を確認していますが、野鳥は自然環境や林相の変化によって種類や個体数に変動があります。
◆ 東口(須走口)登山道の植物を楽しむ
富士山は植物の垂直分布(山の高さによって気温が変わるために植物の種類が変わること)で、その変化が面白いことで有名です。
◆ ふじあざみラインと周辺の名所・史跡めぐり
夏山登山以外に、ゆっくりと往時を偲びながら、ふじあざみラインとその周辺の散策を楽しむのもお勧めです。多くの山小屋が夏山閉山と一緒に閉じられますが、5合目の山小屋では雪が降る頃まで利用できる小屋もありますので、夏山以外でのハイキング等に利用されてはいかがでしょうか。