茨城県の北東部に位置する常陸太田市は多くの遺跡や古墳群に見られるように、縄文・弥生の時代からこの地域の中心地として栄え、平安時代の末よりは、奥七郡など県北地方一帯を支配した常陸の豪族,佐竹氏の本拠地として約470年繁栄しました。
茨城県の北東部に位置する常陸太田市は多くの遺跡や古墳群に見られるように、縄文・弥生の時代からこの地域の中心地として栄え、平安時代の末よりは、奥七郡など県北地方一帯を支配した常陸の豪族,佐竹氏の本拠地として約470年繁栄しました。江戸時代に入ると,徳川光圀公が晩年を過ごした西山荘や水戸徳川家歴代藩主の墓所である瑞龍山,11代藩主昭武公の山荘天竜院などに代表されるように水戸藩領地として発展し,明治時代には郡役所の設置や棚倉街道の商業中心都市として繁栄をしてきました。
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■観光スポット
▼西山荘(西山御殿)
「水戸黄門」で知られる、水戸藩二代目藩主・徳川光圀公が藩主の座を退いた後、元禄4(1691)年から元禄13(1700)年に没するまでの晩年を過ごした隠居所。光圀公はここで『大日本史』の編さんの監修に当たりました。
▼竜神大吊橋
「竜神大吊橋」は、茨城百景の一つにも挙げられている竜神峡に掛かる鉄橋。平成6(1994)年の開通以来、毎年多くの観光客が訪れる一大観光スポットです。
▼泉福寺のシダレザクラ
泉福寺は、里美地区で唯一住職がいる寺院で、廃寺となった松安寺の跡地に、貞享元(1684)年に、現在の日立市小木津より引寺されました。このシダレザクラはその際に植樹されたものと考えられており、県の天然記念物に指定されています。
▼菅谷不動尊の滝
里美地区大菅町の梨木平周辺は、里美地区の豊かな自然の象徴ともいえる滝が密集しているエリア。遊歩道に入り「河鹿沢の雄滝」と「河鹿沢の雌滝」を通り過ぎて、沢沿いに5分ほど歩くと、「菅谷不動尊の滝」が見えてきます。
▼亀ヶ淵
竜神峡の代表的な淵の一つで、峡谷のほぼ中央に位置しています。古い滝壺が変化してできたというこの淵には、「淵の底は大子町の上小川の鰐ヶ淵に通じている」とか、「淵の水は日立市の水木地区にある泉が森に吹き出している」などといった言い伝えが残っています。
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