都心から西に35キロメートル、東京都のほぼ中心部に位置し、多摩川と浅川の清流に恵まれ、湧水を含む台地と緑豊かな丘陵をもつ日野市。昔からの交通の要衝であり、現在も甲州街道・川崎街道の二つの街道とJR中央線・京王線の二つの鉄道が走り、多摩モノレールも通っています。また、日野市は「新選組のふるさと」でもあり、副長・土方歳三や六番隊長・井上源三郎が生まれ育ったほか、彼らの活動を支えた名主の佐藤彦五郎の屋敷(日野宿本陣)が残されています。例年5月には「ひの新選組まつり」も開催されています。
その生涯を閉じてから150年
土方歳三のふるさと日野市には、書状や愛刀、鉢金、鎖帷子(くさりかたびら)など、歳三が実際に触れ、使ったものが多く残っています。
歳三没後150年を迎える本年、日野市では、これまで「新選組のふるさと」を支えていただいた「土方歳三資料館」「佐藤彦五郎新選組資料館」「井上源三郎資料館」などご子孫の資料館をはじめ、市内各種団体や関係者の皆さまと連携し、「土方歳三」個人に焦点を当てたプロモーションを実施します。
都心から30分、多摩川と浅川の清らかな流れと豊かな自然に囲まれた日野市。新選組のふるさと歴史館や多摩動物公園などの人気スポットがあり、日野ならではのお祭りの開催時には、多くの市民と観光客で賑わいます。
都内で唯一残る江戸時代に建てられた本陣建物「日野宿本陣」、新選組の資料を集めた「新選組のふるさと歴史館」、歳三の愛刀である和泉守兼定(市指定有形文化財)や直筆書簡など数々の資料と遺品を展示する「土方歳三資料館」など、新選組の息吹きを感じられる資料館が市内に点在しています。
古くから関東三大不動の一つに挙げられ高幡不動尊として親しまれている高幡山明王院金剛寺。新選組の副長・土方歳三の菩提寺としても知られており、近藤勇・土方歳三両雄の碑や、土方歳三の銅像があります。そのほか多くの新選組資料が展示されていますので、新選組ファン必見の寺院です。
日野市を代表する観光スポット、多摩動物公園。自然豊かなで広大な園内には300種類以上もの動物や昆虫たちが暮らしています。人気者のレッサーパンダやコアラ、ユキヒョウといった動物たちのリアルな生態が見学者を楽しませています。
かつては、東京の米蔵といわれるほど米づくりが盛んであり、水を引く用水路が網の目のように流れ、日野市の農業を現在も支えています。この誇るべき美しい水辺の保全と、それを活かしたまちづくりを受け継ぐべく、未来の日野市を「水都(すいと)日野」と定め、後世に残すべき50選を決定しました。