野島崎

観光地ガイド

野島崎南房総・白浜町の房総半島の最南端に位置する野島崎。



白浜観光ガイド千葉県観光スポット 野島崎
南房総・白浜町の房総半島の最南端に位置する野島崎。その岬の野島崎灯台が建設された時代は、幕末から明治維新にかけての動乱の時代。黒船来航で揺れつづけてきた徳川幕府は、慶応2年(1866年)、開国を迫る英米仏欄4カ国の要求をのみ、ついに主要港の開港を認める江戸条約を締結、その条文の中に灯台建設の要求があった。当時の日本の灯台(灯明台と呼ばれていた)といえば、灯心100本ほどを菜種油で灯す頼りないもの。もっぱら昼間の沿岸航海を行っていた日本に比べ、大洋を渡り夜間航海を常識とする外国船にしてみれば、本格的な洋式灯台を求めるのは当然かつ切実な問題だった。野島崎は古くは房総半島と離れた島であり野島と呼ばれたが、元禄16年(1703年)の元禄大地震で隆起し地続きとなった。近代的な我が国初の洋式灯台として、明治2年(1869年)に観音崎灯台、品川灯台などとともに誕生した。

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