嘉祥3年(850年)に中尊寺と同じく、慈覚大師が東北巡遊の折に、開いた天台宗の別格総本山が毛越寺。
岩手県観光スポット 毛越寺
嘉祥3年(850年)に中尊寺と同じく、慈覚大師が東北巡遊の折に、開いた天台宗の別格総本山が毛越寺。2代藤原基衡、3代秀衡の時代には七堂伽藍を建立し、往時は堂塔40、僧坊500を数え、わが国無二の霊地と称された。吾妻鏡に霊場の荘厳吾朝無双なりと記され、中尊寺をしのぐ規模と華麗さを誇ったが、その後、嘉禄2年(1226年)の大火を初めとして相次ぐ兵火や野火で焼失し、火災により多くは焼失した。昭和29年(1954年)から5ヶ年間にわたって全面的に発掘され、全容があきらかにされた。現在の本堂は平成元年(1989年)に再建された。見事な造りの浄土庭園も見もの。国特別史跡と特別名勝に指定されている。
- 名 称 毛越寺
- 住 所 岩手県平泉町
- URL 毛越寺 公式サイト