明徳4年(1393年)、木付頼直が八坂川の河口にある台山の上に築いた杵築城。戦国時代、島津氏の大軍に攻められるが、籠城の末これを退けた。
大分県観光スポット 杵築城
明徳4年(1393年)、木付頼直が八坂川の河口にある台山の上に築いた杵築城。戦国時代、島津氏の大軍に攻められるが、籠城の末これを退けた。後に主君の大友義統が文禄の役での失態の責めを負っ、て豊臣秀吉により幽閉されると、当主木付統直は自刃し木付氏も滅びた。その後、前田玄以、杉原長房、続いて慶長4年(1599年)には細川忠興の所領となり、重臣の松井康之・有吉立行を城代として置いた。寛永9年(1632年)、忠興の子・忠利が熊本藩に移封となると、替わって小笠原忠知が入った。その後、正保2年(1831年)には松平英親が豊後高田藩より3万2千石で封じられ、その後明治維新まで明治まで松平氏が12代にわたって居城した。明治に入り杵築城は廃藩置県により破壊されたが、3層の天守閣は昭和45年(1970年)に復元されたが、本丸跡、二の丸跡などは往時のまま。
- 名 称 杵築城
- 住 所 大分県杵築市
- URL お城の旅日記